新入会員紹介

新入会員挨拶

佐藤佐吉

 このたび伝統ある日本推理作家協会の会員として承認いただきました佐藤佐吉と申します。私はふだん映画監督や脚本の仕事を生業としており、短編小説を数本執筆した経験はあるものの長編小説ましてや推理小説も書いたことのない人間ですが、読むことに関してはとにかく好きで特に江戸川乱歩先生や横溝正史先生を敬愛するあまりNHKさんと組み満島ひかりさんを迎えて『シリーズ江戸川乱歩短編集』、池松壮亮さんを迎えて『シリーズ横溝正史短編集』というドラマシリーズを手がけお陰様で現在も継続中です。

 そんな私ではありますが組織というものに苦手意識があり、協会や組合と名のつく団体からは距離をおいていたのですが、乱歩先生の設立された日本推理作家協会だけは例外で憧れと入会願望はあったものの、如何せん肝心の小説作品がなかったのでまだまだ遠くにある夢だと思っていたところ、佐藤究先生と丸山ゴンザレス先生との知遇を得て、お二人に夢を語ったところ佐藤佐吉さんなら入会できる可能性はありますよと信じられないお言葉とご推薦をいただき図に乗って入会を希望したところ理事会での承認もいただき、協会の末席に加えて頂けることとなりました。推薦いただいたお二方、そしてご承認いただいた理事の先生方には感謝の念に耐えません。本当にありがとうございました。

 私が協会でどうお役にたてるかわかりませんが、協会発展のため尽力させていただくつもりでありますし、映像作品だけではなく近い将来長編推理小説も発表したいと決意しています。協会員の皆様にはしばし温かい目で見守っていただければと思いますので今後ともよろしくお願いいたします。