囲碁

囲碁同好会活動報告

角川春樹事務所 寺内梨奈

 夏の厳しい暑さが本格的に感じられるようになってきた七月五日(金)、日本棋院にて定例会が開催されました。参加者は七名。いつもは五階の和室ですが、この日は年に一回行われる大会と同じ三階C室奥の広い部屋でした。
 この日私は定例会が終盤に差し掛かる十八時頃にお邪魔させて頂いたため、その時いらっしゃったのは、竹本先生と新井素子さんが対局中、羽住さんとその日初めて来訪の新潮社・佐々木さんが対局中の四名でした。この日はほとんど碁を打てず、一時間ほどで閉会になったので、その後行われた新人特訓会の様子を報告させていただきます。
 八月十六日。お盆を過ぎ、残暑厳しい中、竹本先生の仕事場にお邪魔しました。到着後すぐに、先生・羽住さん・光文社の渡邉さんが見守って下さる中、学生の岡田さんと初めての十九路盤での対局をすることに。囲碁を初めて一年半、ずっと十三路盤で練習して参りましたが、十九路盤は途方もなく広くて対局早々に混乱し始めました。所々で竹本先生の懇切丁寧なご教示をいただき、「分断されて孤立した石は、生きる責任を負うことになる」という教えを頂戴しました。相手よりも先に中央に石を伸ばして、相手の石を分断するよう意識しましたが、結果は大きく敗北しました。
 次の特訓会は新井さんのご好意より、八月三十日・九月三日と二回に渡って新井さんのご自宅にて行われました。私は九月にお邪魔しましたが、そこで先日の特訓会での教えを胸に、十九路盤で竹本先生にこちら九子の指導碁をしていただきました。直前の授業にて「二回ハネてよいのはある特定の場合のみ」と、丁寧に教えて頂いたばかりなのにもかかわらず、私は実戦にてより中央へ前進をとそればかりに集中してしまったのか、ミスを繰り返し、隙を狙われ気付いたときには自分の石がほとんど分断されていました。棋譜を書いてくださっていた新井さんから、途中沢山の優しいアドバイスを頂いたのですが、一○○目差以上で無念の大敗を喫しました。対局に夢中になって気付いた時には開始からすでに二時間半を過ぎ、帰りが遅くなりまして皆様には大変ご迷惑をお掛けしました。
 惨敗が続く私事の報告ばかりで恐縮ですが、いつも穏やかで居心地の良い囲碁同好会にて、これからも精進してまいりたいと思います。