会員の北森鴻氏が一月二十五日、心不全のため亡くなられた。四十八歳。北森氏は一九六一年山口県生まれ。本名新道研治。一九九五年に「狂乱廿四孝」で第六回鮎川哲也賞を受賞し、本格的な作家デビューを果たした。一九九九年には連作短編集「花の下にて春死なむ」で第五十二回日本推理作家協会賞短篇及び連作短篇部門を受賞した。
骨董業界を舞台に、女性骨董業者宇佐美陶子が活躍する「狐罠」などの冬狐堂シリーズ、民俗学と謎解きを組みあわせた「狂笑面」などの蓮丈那智シリーズをはじめ、多数の作品がある。二十五日に行われた葬儀・告別式に際して、供花にて協会よりの弔意を表した。