日本推理作家協会会報

第十九回ソフトボール大会
伊多波 碧


 台風一過の六月二十二日(火)午後二時。今シーズン二回目のソフトボール大会が開催されました。
  三〇℃を越す猛暑の中、気迫満点の選手が続々と集まってくるはず……だったのですが、両チームのベンチは空いたまま。あまりの暑さに恐れをなしたのか、出場をためらった選手が多勢いる模様です。とくにエディターズのベンチはさびしく、心なしか試合前のウォーミングアップにも気合が入らないように見えます。
  そんなムードを吹き飛ばしたのが、ミステリーズ名誉監督の逢坂理事長。球場に備えつけられていたホースで、せっせと水撒きをしてくださいました。途中でホースがはずれ、辺り一帯水びたしというアクシデントに見舞われたもののグラウンドは涼しくなり、選手たちにも笑顔が戻りました。
  さて、プレイボール。先攻はミステリーズです。一番バッターは、ぎっくり腰をおしての出場、小沢選手。顔色が青ざめて見えるのは気のせいでしょうか。ベンチにいる私も心配でたまりません。ハンカチを握りしめながら見守りましたが、さすがの小沢選手も故障には勝てず、無念の凡退。
  しかし、そんな小沢選手のナイスファイトに続けと、ミステリーズは一回に一点、その後エディターズから四点を返されたものの、二回に六点を入れたのです。
  とはいえ、猛攻もそこまで。結局、第一試合は八対一〇でエディターズの勝利となりました。
  河野監督主導による綿密な作戦会議の後、第二試合スタート。
  手堅い守備で今度こそはと臨んだものの、なかなか点が取れません。打てないのではなく、どこへ打っても捕られてしまうのです。エディターズ山上選手の神業のような守りの前にミステリーズ打線はヒットを飛ばせず、一〇対三、連敗の悔しい結果に終わりました。
  破れかぶれの第三試合はエキジビション。〈ミステリーズ〉を〈小沢ギックラーズ〉、対するエディターズを〈遠藤レイカーズ〉とチーム名を変更し、女性陣をフル出場させてのゲームとなりました。
  残念ながら、第三試合もミステリーズの負け。なんとも悲しい試合内容で、大会終了を迎えました。
  その夜、日暮れたビヤホールに集まり、生ビールとバーベキューで疲れを癒しながら今後について話し合いました。それが反省会にならず、ボーリングや温泉卓球などレクリエーション活動についての内容に終始してしまうところがミステリーズの欠点、いや魅力なのでしょうか。
  何はともあれ、怪我も事故もなく平和な大会でした。次回の好ゲームを期待しつつ、報告を終えたいと思います。